天の川のうさぎ、お星様とキスをする
 そういうなり、銀太郎は愛星のアンドロメダ号に飛び乗り、ブオンブオンと違法改造音をひびかせて、大事な火打ち石を持ち去ってしまったのてす。

「お待ちください、銀太郎どの!」

 とっさにわたくしは、竹のオールを握りしめました。
 流されるが身上の笹舟の限界速をはじき出す所存です。

< 7 / 14 >

この作品をシェア

pagetop