ご主人様だけに一途


『それと……』


急に葉音ちゃんの文字が、
弱々しくなって。




『お父さんに
 あきと君のことを紹介することになるけど
 いいかな?』



葉音ちゃんが
恥ずかしそうにうつむいたから


「/// /// 」


僕の心臓が、一気に
血液の大放出を始めちゃった。





お父さんに、僕を会わせるって……?


僕が葉音ちゃんの、
彼氏役をするってこと?




なんで、僕?

僕限定?




も……もしや……


葉音ちゃんって……



僕のことを、好きだったりする??

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