ご主人様だけに一途



「ちょっと待っててね。
 キッチンに行って、
 サラミとかスルメとか取ってくるから」



僕と二人だけってことに
葉音ちゃんも、緊張してくれているんだ。


そう思ったら、

なんだか僕の心が
スーッと穏やかになってきた。




「僕、甘いものって大好きだよ」


「ほんと?」


「葉音ちゃんと一緒に食べようと思って
 買ってきたお菓子も、マカロンだし」


「マカロン、買ってきてくれたの?
 私、大好物なんだぁ~」




ホッとしたように、
微笑んでくれた葉音ちゃん。


机に置いてあった、ウサギのぬいぐるみを

ムギュッと抱きしめている姿が
萌え萌えで、


僕の目がハートの形になってるんじゃ?って
自分で心配になるほど。


ほんと、可愛いっ///



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