ご主人様だけに一途



「あきと君も、ウサギが好きなの?」


「可愛いし、癒されるよね」


「じゃあ、じゃあ。
 私がコレクションしてる
 ウサギの画像、見る?」


「僕が見てもいいの?」


「もちろん。
 あきと君なら、この子たちの可愛さを
 わかってくれそうだし」




葉音ちゃんって

自分の好きな事を話す時は
こんなに幼い顔をするんだ~。



新たな発見。

好感度、倍の倍の倍にアップ。


ほんと、可愛い~~。




葉音ちゃんは目を輝かせ

ウサギの可愛さを、熱弁してくれて。


「あきと君が可愛いって思う
 ウサギの画像があったら、
 今度、見せて欲しいな」



スマホを手に
僕が座るソファの隣に座ったから

僕の心臓が、余計に狂いだす。


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