ご主人様だけに一途


「葉音ちゃん。
 遠慮しないで、言ってみて」


「あのね……」


「うん」


「えっとね……」


「うんうん」




「脱いで……欲しいの……?」



「………ん?」



「よっ…、洋服……」




……

……




わっわっ!!

わわわっっ!!!




いきなり、
なんて大胆なことを言ってくるんだ!

僕の天使は!!




洋服を脱いでなんて……

しかも、
葉音ちゃんと二人だけのこの部屋で……




男の僕にだって……

心の準備が……

必要なのに……



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