ご主人様だけに一途


「脱いだら、
 これに、着替えてくれるかな?」


……ん?



「あきと君なら、絶対に似合うと思うの!」


……えっ?


待って。待って。




「あきと君以外、
 似合う人はいないって、断言できるの!」




葉音ちゃんは
強い意志を込めた瞳を揺らし

僕に、困り顔を迫らせてきたから

あまりの至近距離にビックリしすぎて、
僕は、のけ反っちゃった。





僕限定なんて、嬉しすぎるけど……


葉音ちゃんが、手に持っているものって……


明らかに、コスプレ衣装なんですけど!!



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