ご主人様だけに一途



僕だって……

僕だって……



めちゃくちゃ勇気を出して
言ってみたいな。


大好きな、葉音ちゃんだけに。


『僕だけのことを、見ててね』って。




そのために……

僕ができることは……





僕は考えた。


ベッドに寝っ転がって。

時間も忘れて、ずっごく考えた。




ヘタレでコミュ障な僕。

ステージに立つなんて、
絶対にムリな僕。



でも……

でも、でも……


< 73 / 96 >

この作品をシェア

pagetop