異世界転移したら、そこで強力な治癒術師になってました。


「んー!美味しい!」


二人は顔を見合わせて叫んで、とっても美味しそうに食べている。

微笑ましい二人を見つつ、私も二つ食べた。

その後は、周囲に結界を敷き野生動物や悪意ある人物の接近が不可能なようにして、魔法で出したテントを張って、さらに寝袋も出して寝ることにした。

アリーンとサリーンにはペット用クッションを思い出して、それを可愛くアレンジした感じの寝床を出してあげた。


三人で話して、明日からは森を抜けて人里を目指すことにしたからだ。


「アリーン、サリーン。 おやすみ」

「おやすみ、ユウ」


こうして私の異世界生活一日目は、なんとか無事に過ごすことが出来たのだった。

< 10 / 128 >

この作品をシェア

pagetop