転生したのは乙女ゲームの世界でした
差し入れ

昨日は本当に驚きました。
憧れのライアン様にお会い出来るだなんて夢のようだわ。
また、お会いする日が楽しみです。


「シャロン、聞いたよ。昨日ライアン様に会ったそうだね」

「そうなのです。お兄様とお知り合いだなんて知らなかったので驚きましたわ」

「ごめん、伝えてなかったね。僕とライアン様は騎士団の鍛練所で出会ったんだけど、何度か見学してるうちにライアン様から話しかけてくれて、それから仲良くさせてもらってるんだ」

「そうなのですね」

「ライアン様、シャロンに会えたこと嬉しそうに話していたよ。騎士団にいつでも遊びにきてね、だってさ」

「私もライアン様にお会い出来て嬉しかったです。お兄様が騎士団に行かれる時に、一緒に行ってもよろしいですか?」

「もちろん大丈夫だよ。明日鍛練に行くから一緒に行こう」

「ありがとうございます。お兄様」

明日、ライアン様にお会い出来るとか楽しみです。
差し入れか何か、お持ちしたほうがよろしいかしら。
お母様に相談してみよう。


「お母様、シャーロットです。入ってもよろしいでしょうか?」

「シャロンどうしたの入っていいわよ」

「ありがとうございます。明日、お兄様と一緒に騎士団の鍛練を見学しに行くのですが、差し入れか何かを持って行ったほうが良いのか迷っていまして」

「あら、それでしたらクッキーを持って行ったらいいと思うわ」

「クッキーいいですね。お母様ありがとうございます。クッキーを持って行くことにします」

お菓子作りが上手なメイドに頼んでおきましょう。
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