仮面の貴公子は不器用令嬢に愛を乞う
なんて甘くて温かくて気持ちいいのだろう。
夢中になって唇を貪り合っていると勢いあまってフローラが後ろに倒れてしまった。
「キャッ」
「はっ、ごめん」
「い、いえ」
我に返ったユーリスは慌てて手を付き押し倒してしまったフローラを見おろした。
赤く染まる頬、潤んだ瞳、キスの余韻溢れる唇を目にしてしまい欲望が脳裏を駆け巡る。
このままフローラを抱いてすべてを自分のものにしたい。
顔を真っ赤にして困った顔をするフローラにゆっくりと覆いかぶさった。
迫るユーリスが今まで見たことがないほど欲情した男の顔を見せフローラはドキリとした。
「ユ、ユーリスさ、ま……」
柔らかく唇を食まれ舌が侵入して口内を貪る。
ユーリスの手はフローラの頬を撫で耳をくすぐり首筋へと降りていく。
(まっ、まって!もしかしてこのまま?)
キスの先を想像してしまって急に焦りだしたフローラだったが、甘い唇と優しい手つきに次第に絆され体から力が抜けた。
(怖いけど、このままユーリスさまのものになってもいいかもしれない)
婚前交渉は良しとされていないけどいずれ結婚するのだし、愛しているからこそその先も……。
と、フローラが流されそうになったとき……。
夢中になって唇を貪り合っていると勢いあまってフローラが後ろに倒れてしまった。
「キャッ」
「はっ、ごめん」
「い、いえ」
我に返ったユーリスは慌てて手を付き押し倒してしまったフローラを見おろした。
赤く染まる頬、潤んだ瞳、キスの余韻溢れる唇を目にしてしまい欲望が脳裏を駆け巡る。
このままフローラを抱いてすべてを自分のものにしたい。
顔を真っ赤にして困った顔をするフローラにゆっくりと覆いかぶさった。
迫るユーリスが今まで見たことがないほど欲情した男の顔を見せフローラはドキリとした。
「ユ、ユーリスさ、ま……」
柔らかく唇を食まれ舌が侵入して口内を貪る。
ユーリスの手はフローラの頬を撫で耳をくすぐり首筋へと降りていく。
(まっ、まって!もしかしてこのまま?)
キスの先を想像してしまって急に焦りだしたフローラだったが、甘い唇と優しい手つきに次第に絆され体から力が抜けた。
(怖いけど、このままユーリスさまのものになってもいいかもしれない)
婚前交渉は良しとされていないけどいずれ結婚するのだし、愛しているからこそその先も……。
と、フローラが流されそうになったとき……。