地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
俺自身は八神さんを尊敬してるからあの人の下につくのは別にいい。
それこそ目的が不良達の管理であったとしても、あの人が命じた事なら従える。
だが、他の人間にそれを指示されると不満くらいは抱く。
「おい、頼んだからな?」
念を押してくる高志に、俺はどうでもよさそうに「伝えてはおくよ」とだけ答えた。
何か本気で色んなものがどうでもよくなってきた俺は、もう行って良いよな? と判断して歩き出そうとする。
それを止めたのはまたしても双子だった。
「あれ? かなちゃん?」
窓の外を見ていた青頭がそう言うと、続けて赤頭が窓の外をのぞく。
「あ、本当だ。おい久保、あれってお前んとこの下っ端じゃねぇか? あんまり評判良くない方の」
そんな風に言われたら見ないわけにはいかなかった。
評判の悪い下っ端達は《月帝》の幹部としても悩みの種だったし。
また面倒を起こされたらたまったもんじゃない。
そうして目を向けた先に見たのは評判が悪い中でも一番悩みの種だった連中だ。
そのうちマジで性犯罪とか起こしそうだと思ってた奴ら。
そして近くにいるのは昨日怒らせてしまったセフレの一人。
それらが頭の中で繋がった瞬間、俺は舌打ちをした。
焦りがじわじわと湧いて来る。
「おい、てめぇらも来い!」
そう言って走り出す。
「は?」
「何だよ?」
「おい!?」
それぞれに疑問の声を上げるが、俺はそれに対する答えを一言で済ませる。
「さっきあっちの方向に美来が連れて行かれたんだよ!」
そして、こいつらにとってもその言葉だけでついて来る理由になった。
そうして四人で向かった倉庫の中では、全く予想していなかった光景が広がっていたんだ。
それこそ目的が不良達の管理であったとしても、あの人が命じた事なら従える。
だが、他の人間にそれを指示されると不満くらいは抱く。
「おい、頼んだからな?」
念を押してくる高志に、俺はどうでもよさそうに「伝えてはおくよ」とだけ答えた。
何か本気で色んなものがどうでもよくなってきた俺は、もう行って良いよな? と判断して歩き出そうとする。
それを止めたのはまたしても双子だった。
「あれ? かなちゃん?」
窓の外を見ていた青頭がそう言うと、続けて赤頭が窓の外をのぞく。
「あ、本当だ。おい久保、あれってお前んとこの下っ端じゃねぇか? あんまり評判良くない方の」
そんな風に言われたら見ないわけにはいかなかった。
評判の悪い下っ端達は《月帝》の幹部としても悩みの種だったし。
また面倒を起こされたらたまったもんじゃない。
そうして目を向けた先に見たのは評判が悪い中でも一番悩みの種だった連中だ。
そのうちマジで性犯罪とか起こしそうだと思ってた奴ら。
そして近くにいるのは昨日怒らせてしまったセフレの一人。
それらが頭の中で繋がった瞬間、俺は舌打ちをした。
焦りがじわじわと湧いて来る。
「おい、てめぇらも来い!」
そう言って走り出す。
「は?」
「何だよ?」
「おい!?」
それぞれに疑問の声を上げるが、俺はそれに対する答えを一言で済ませる。
「さっきあっちの方向に美来が連れて行かれたんだよ!」
そして、こいつらにとってもその言葉だけでついて来る理由になった。
そうして四人で向かった倉庫の中では、全く予想していなかった光景が広がっていたんだ。