地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
始めは渡辺さん達とかあまり話したことが無い女子達。
次に奏と一緒に勇人くんと明人くん。
「ただの風邪で良かったよ」
「でも本当にもう大丈夫なのか? また倒れたら俺が運んでやるからな?」
と、体調を崩したことを心配してくれていた。
その辺りまではほっこりしながら「大丈夫だよ、ありがとう」と返していたんだけれど……。
「美来さん! もう大丈夫なの!?」
走って――は流石にしていないだろうけれど、早歩きでもしてきたのか息を切らしたすみれ先輩がそう言って教室に現れた。
「すみれ先輩!?」
わざわざ三年の教室から来てくれるとは思わなかったので本気でビックリした。
「金曜に倒れたって聞いて……。心配したのよ?」
そう言って手を握ってくれる。
その手が暖かくて、お姉ちゃんとかいたらこんな感じかなって思っちゃった。
ついこの間会ったばかりなのに、すみれ先輩って優しいな。
「もう大丈夫です。心配してくれてありがとうございます、すみれ先輩」
「……きゅわわん」
笑顔でお礼を言うと、何かまた頭を抱きしめられた。
暖かいし嬉しいんだけれど……苦しい。
そして次に来た人達にはさらに驚いた。
というか度肝を抜かれた。
次に奏と一緒に勇人くんと明人くん。
「ただの風邪で良かったよ」
「でも本当にもう大丈夫なのか? また倒れたら俺が運んでやるからな?」
と、体調を崩したことを心配してくれていた。
その辺りまではほっこりしながら「大丈夫だよ、ありがとう」と返していたんだけれど……。
「美来さん! もう大丈夫なの!?」
走って――は流石にしていないだろうけれど、早歩きでもしてきたのか息を切らしたすみれ先輩がそう言って教室に現れた。
「すみれ先輩!?」
わざわざ三年の教室から来てくれるとは思わなかったので本気でビックリした。
「金曜に倒れたって聞いて……。心配したのよ?」
そう言って手を握ってくれる。
その手が暖かくて、お姉ちゃんとかいたらこんな感じかなって思っちゃった。
ついこの間会ったばかりなのに、すみれ先輩って優しいな。
「もう大丈夫です。心配してくれてありがとうございます、すみれ先輩」
「……きゅわわん」
笑顔でお礼を言うと、何かまた頭を抱きしめられた。
暖かいし嬉しいんだけれど……苦しい。
そして次に来た人達にはさらに驚いた。
というか度肝を抜かれた。