地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
休日の失敗
生徒会のお手伝いに関しては後程説明を受けたけれど、まあ大体が雑用係だ。
書類整理をしたり、必要なものを各教室や人に渡しに行ったり。
まあ、そんなにすぐに事務処理が出来るとも思えないからあたしとしてもその方が良いけれど。
とりあえず本格的に手伝うのは来週からということになって、今日はお楽しみのお出かけだ。
奏にも聞いたところ、一緒に行くと言ってくれたので準備を終えると隣の部屋の呼び鈴を鳴らす。
部屋の中から「今出る」とくぐもった声が聞こえたので、そのまま待ってみる。
すると、奏が出てくるより先にさらに隣の久保くんの部屋のドアが開いた。
すぐにお互いに気づいたので、あたしはいつもの通り「おはよう」とあいさつをする。
久保くんは一瞬驚きの表情を見せてから、いつものように「……はよ」と短く返してくれた。
「こんな朝早くから出かけるの? 珍しいね?」
ちょっとした世間話として聞いてみる。
実際、休日のこの時間に久保くんと会うなんて本当に珍しかったから。
今は午前九時頃。
行動を起こすにはほど良い時間帯だけれど、休日の朝はゆっくり寝ているのか久保くんとは休みの日にほとんど会ったことが無い。
書類整理をしたり、必要なものを各教室や人に渡しに行ったり。
まあ、そんなにすぐに事務処理が出来るとも思えないからあたしとしてもその方が良いけれど。
とりあえず本格的に手伝うのは来週からということになって、今日はお楽しみのお出かけだ。
奏にも聞いたところ、一緒に行くと言ってくれたので準備を終えると隣の部屋の呼び鈴を鳴らす。
部屋の中から「今出る」とくぐもった声が聞こえたので、そのまま待ってみる。
すると、奏が出てくるより先にさらに隣の久保くんの部屋のドアが開いた。
すぐにお互いに気づいたので、あたしはいつもの通り「おはよう」とあいさつをする。
久保くんは一瞬驚きの表情を見せてから、いつものように「……はよ」と短く返してくれた。
「こんな朝早くから出かけるの? 珍しいね?」
ちょっとした世間話として聞いてみる。
実際、休日のこの時間に久保くんと会うなんて本当に珍しかったから。
今は午前九時頃。
行動を起こすにはほど良い時間帯だけれど、休日の朝はゆっくり寝ているのか久保くんとは休みの日にほとんど会ったことが無い。