地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
二人も一言くらい心配の言葉かけてくれても良いじゃない。
と不満に思ったけれど、あたし自身心配されるような態度をしていなかったせいでもあると思うから何も言わないでおく。
「ほら、とにかくもう行こう。カフェに行く前に買い物もしたいって言ってただろ?」
騒ぎ出す女子をなだめて奏は買い物へと誘導する。
「あ、そうだね」
「可愛い小物売ってる店あるんだ。美来も気に入ると思って」
香と奈々が奏の言葉に意識を切り替える。
あたしの手を片方ずつ取って、引いて行く。
そうそう、女子会ってこんな感じだよね!
女子複数人でわいわいお出かけするこの感じ。
久しぶりな気がしてワクワクしてきた。
「うん! 行こう!」
嬉しくて満面の笑みで答えると、二人は突然足を止める。
「ん? どうしたの?」
なんか、すごいジッと見られてるんだけど……。
「美来って可愛いね」
「へ?」
香が唐突にそんな言葉を口にする。
「うん、ちょっとファンクラブの人達の気持ちが分かったよ」
「はい?」
奈々も真面目な顔をしてそんなことを言う。
ちょっと笑顔を浮かべただけなのに、なんでそんなしみじみと言われちゃうんだろう?
どうしても分からないあたしは、首をひねることしか出来なかった。
と不満に思ったけれど、あたし自身心配されるような態度をしていなかったせいでもあると思うから何も言わないでおく。
「ほら、とにかくもう行こう。カフェに行く前に買い物もしたいって言ってただろ?」
騒ぎ出す女子をなだめて奏は買い物へと誘導する。
「あ、そうだね」
「可愛い小物売ってる店あるんだ。美来も気に入ると思って」
香と奈々が奏の言葉に意識を切り替える。
あたしの手を片方ずつ取って、引いて行く。
そうそう、女子会ってこんな感じだよね!
女子複数人でわいわいお出かけするこの感じ。
久しぶりな気がしてワクワクしてきた。
「うん! 行こう!」
嬉しくて満面の笑みで答えると、二人は突然足を止める。
「ん? どうしたの?」
なんか、すごいジッと見られてるんだけど……。
「美来って可愛いね」
「へ?」
香が唐突にそんな言葉を口にする。
「うん、ちょっとファンクラブの人達の気持ちが分かったよ」
「はい?」
奈々も真面目な顔をしてそんなことを言う。
ちょっと笑顔を浮かべただけなのに、なんでそんなしみじみと言われちゃうんだろう?
どうしても分からないあたしは、首をひねることしか出来なかった。