地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「余計な対立をするつもりはなかったがな……その子――《かぐや姫》に関してはそうもいかねぇよ」
ピリッとした怒りがこっちにまで伝わってくる。
そんな中でも銀星さんは楽し気だ。
あたしの顎を掴み、少し後ろを向かせる。
互いの顔が見えるようになって、彼はニヤリと悪魔のような笑みを浮かべた。
「そうか、あんたがあいつらの探している《かぐや姫》か」
まるで面白いおもちゃを見つけたような……どこまでも楽し気な銀星さん。
彼はそのまま顔を近付けてきた。
「なっ!?」
驚き、予測する。
その行為の先にあるのは――。
「んぅっ!」
容赦のない口づけだった。
噛みつくようなキス。
そして舌がねっとりと唇を撫でまわし、割り入ろうとしてくる。
でも、予測出来てたあたしは絶対にその侵入を許さない。
顎をしっかり掴まれていて逃げられないあたしの、せめてもの抵抗だった。
どれくらい経ったのか。
一分は経ってないと思うけど、早く終わってと思っていたあたしには長く感じた。
やっと離れた銀星さんは皮肉気に笑う。
「ったく、強情だな」
その言葉でやっと終わったんだと思った瞬間、耐えていたものがあふれ出した。
「うっふぇ……」
ボロボロと、涙があふれる。
ピリッとした怒りがこっちにまで伝わってくる。
そんな中でも銀星さんは楽し気だ。
あたしの顎を掴み、少し後ろを向かせる。
互いの顔が見えるようになって、彼はニヤリと悪魔のような笑みを浮かべた。
「そうか、あんたがあいつらの探している《かぐや姫》か」
まるで面白いおもちゃを見つけたような……どこまでも楽し気な銀星さん。
彼はそのまま顔を近付けてきた。
「なっ!?」
驚き、予測する。
その行為の先にあるのは――。
「んぅっ!」
容赦のない口づけだった。
噛みつくようなキス。
そして舌がねっとりと唇を撫でまわし、割り入ろうとしてくる。
でも、予測出来てたあたしは絶対にその侵入を許さない。
顎をしっかり掴まれていて逃げられないあたしの、せめてもの抵抗だった。
どれくらい経ったのか。
一分は経ってないと思うけど、早く終わってと思っていたあたしには長く感じた。
やっと離れた銀星さんは皮肉気に笑う。
「ったく、強情だな」
その言葉でやっと終わったんだと思った瞬間、耐えていたものがあふれ出した。
「うっふぇ……」
ボロボロと、涙があふれる。