地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
生徒会室からも飛び出して、とにかく逃げようと走り出す。
すると曲がり角のところで誰かにぶつかってしまった。
「ぶっ!」
「おお!? と、大丈夫か?」
ぶつかって倒れそうになるあたしの肩をその人が掴んでくれたので倒れずに済んだ。
見ると、それは高志くんで……。
「星宮さん? どうした?」
「っ! どうしたじゃないよ! 坂本先輩と二人きりにしない様にしてくれるって言ったのに!」
坂本先輩の妖艶さに当てられたあたしは、少し余裕がなくなっていたみたいでつい高志くんに八つ当たりしてしまった。
「す、すまない。だが仕事はしないとならないし……あまり粘り過ぎると怪しまれると思って……」
怪しまれるどころかバレバレだったけどね!
「でもそんな風に飛び出してきたってことは何かあったのか? 千隼様がひどいことをするとは思えないが……」
「そりゃ、ひどいことされたわけじゃないけど……」
あたしの様子を見て少し心配そうにしてくれる高志くん。
でも坂本先輩の評価を聞くに、高志くんはあの妖艶な状態の坂本先輩は知らないんだろう。
ひどいことはしないけど、なんて言うか……誘惑してくるんだよ。
すると曲がり角のところで誰かにぶつかってしまった。
「ぶっ!」
「おお!? と、大丈夫か?」
ぶつかって倒れそうになるあたしの肩をその人が掴んでくれたので倒れずに済んだ。
見ると、それは高志くんで……。
「星宮さん? どうした?」
「っ! どうしたじゃないよ! 坂本先輩と二人きりにしない様にしてくれるって言ったのに!」
坂本先輩の妖艶さに当てられたあたしは、少し余裕がなくなっていたみたいでつい高志くんに八つ当たりしてしまった。
「す、すまない。だが仕事はしないとならないし……あまり粘り過ぎると怪しまれると思って……」
怪しまれるどころかバレバレだったけどね!
「でもそんな風に飛び出してきたってことは何かあったのか? 千隼様がひどいことをするとは思えないが……」
「そりゃ、ひどいことされたわけじゃないけど……」
あたしの様子を見て少し心配そうにしてくれる高志くん。
でも坂本先輩の評価を聞くに、高志くんはあの妖艶な状態の坂本先輩は知らないんだろう。
ひどいことはしないけど、なんて言うか……誘惑してくるんだよ。