地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
あまり刺激しない様にそう仲裁に入ったんだけれど、主に《月帝》の不良達にはそんなの関係なかった。
というか、あたしの存在自体が火に油だったみたい。
「なに? って、お前! 元を正せばお前のせいじゃねぇか!」
「は?」
「お前のせいで《星劉》の連中が良い気になって、こうやって俺らのナワバリにちょっかい出すようになったんだろう!?」
叫ぶ不良の後ろで他の連中も「そうだそうだ」と頷いている。
うっと一瞬黙りそうになったけれど、それこそ元を正せば悪いのはあたしじゃない。
「人のせいにしないで頂戴。あなた達《月帝》の連中がちゃんと下っ端を管理してなかったのが悪いんでしょう?」
「そうそう。だからそんな管理不足のお前らに代わって、俺ら《星劉》が北校舎も管理してやるって言ってんだよ」
あたしの言葉に便乗して《星劉》の不良達がニヤニヤ笑う。
いや、あんたらも問題ありなんだけど。
「あなた達も何言ってるの? 邪魔するのを管理とは言わないのよ?」
睨みつけるけれど、あたしのことを舐めきっているのか「怖い怖い」と言いながら笑っている。
「とにかく原因のお前が来てもここは治まんねぇんだよ。邪魔だからどけ」
と、《月帝》の不良があたしの肩を押す。
でも《星劉》の不良は逆にあたしの肩をつかんだ。
というか、あたしの存在自体が火に油だったみたい。
「なに? って、お前! 元を正せばお前のせいじゃねぇか!」
「は?」
「お前のせいで《星劉》の連中が良い気になって、こうやって俺らのナワバリにちょっかい出すようになったんだろう!?」
叫ぶ不良の後ろで他の連中も「そうだそうだ」と頷いている。
うっと一瞬黙りそうになったけれど、それこそ元を正せば悪いのはあたしじゃない。
「人のせいにしないで頂戴。あなた達《月帝》の連中がちゃんと下っ端を管理してなかったのが悪いんでしょう?」
「そうそう。だからそんな管理不足のお前らに代わって、俺ら《星劉》が北校舎も管理してやるって言ってんだよ」
あたしの言葉に便乗して《星劉》の不良達がニヤニヤ笑う。
いや、あんたらも問題ありなんだけど。
「あなた達も何言ってるの? 邪魔するのを管理とは言わないのよ?」
睨みつけるけれど、あたしのことを舐めきっているのか「怖い怖い」と言いながら笑っている。
「とにかく原因のお前が来てもここは治まんねぇんだよ。邪魔だからどけ」
と、《月帝》の不良があたしの肩を押す。
でも《星劉》の不良は逆にあたしの肩をつかんだ。