地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「……しないんじゃなくて出来ねぇんだよ……お前が、美来が大事だから……」
「え?」
ドキッとした。
……大事……久保くんが、あたしのことを大事だと思ってくれてるの?
彼の言葉を咀嚼するように理解して、じわじわと何とも言えない感情が沸き上がってくる。
信じられないような、嬉しいような、気恥ずかしいような……。
トクトクと、優しく鼓動が早まる。
……そっか、大事だと思ってくれるようになったから優しくなったんだ。
そのことに、純粋に嬉しいと思う。
あまりの急な変わりように、はじめは何か企んでるんじゃないかって思った。
でも、一緒に過ごしたり泣いてるところを慰めてもらったりしてそんな様子は感じ取れなくて……。
ただただ不思議だった。
いつの間にあたしをそう思ってくれるようになったのかは分からないけれど、大事だから優しくしてくれているっていう納得のいく答えが分かってスッキリした気分。
「そっか……ありがとう、久保くん。あたしも久保くんのこと友達として大事に思ってるよ」
嬉しいと思った気持ちを返すようにそう言うと、久保くんは何故かムスッとした顔になった。
「え?」
ドキッとした。
……大事……久保くんが、あたしのことを大事だと思ってくれてるの?
彼の言葉を咀嚼するように理解して、じわじわと何とも言えない感情が沸き上がってくる。
信じられないような、嬉しいような、気恥ずかしいような……。
トクトクと、優しく鼓動が早まる。
……そっか、大事だと思ってくれるようになったから優しくなったんだ。
そのことに、純粋に嬉しいと思う。
あまりの急な変わりように、はじめは何か企んでるんじゃないかって思った。
でも、一緒に過ごしたり泣いてるところを慰めてもらったりしてそんな様子は感じ取れなくて……。
ただただ不思議だった。
いつの間にあたしをそう思ってくれるようになったのかは分からないけれど、大事だから優しくしてくれているっていう納得のいく答えが分かってスッキリした気分。
「そっか……ありがとう、久保くん。あたしも久保くんのこと友達として大事に思ってるよ」
嬉しいと思った気持ちを返すようにそう言うと、久保くんは何故かムスッとした顔になった。