地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
***
その後、気を取り直したあたしは大人しく書類整理などの仕事を始めた。
しばらくはノートパソコンを操作する音と書類などの紙がこすれる音だけが室内に響いていたけれど、ひと段落したところであたしは軽く腕を伸ばした。
「んーっ……ふぅ、ちょっと休憩してきますね」
「ああ、僕たちもこれが終わったら一度休憩するよ」
断りを入れて隣の休憩室に向かおうとしたあたしは、その前にトイレに行っておこうと近くのトイレに向かう。
用を済ませてトイレから出ると、丁度声を掛けられた。
「あ、美来! 良かった、やっぱりこっちの方にいたんだな」
「丁度良かったぜ。流石に生徒会室までは入る訳にいかないからな」
見ると、丁度こっちの方に歩いて来ている赤と青の可愛い双子がいた。
「勇人くん、明人くん!」
あたしは会えるとは思っていなかった二人に笑顔で近づく。
久保くんは北校舎の第二音楽室からほとんど出ないだろうって言っていたから、《星劉》の幹部である二人も西校舎の理科準備室にこもっているのかと思ってた。
「二人とも、一昨日は大丈夫だった? ケガしてない?」
パッと見は大丈夫そうだけれど制服で隠れているところにケガをしているかも知れないからと思って真っ先に聞く。
その後、気を取り直したあたしは大人しく書類整理などの仕事を始めた。
しばらくはノートパソコンを操作する音と書類などの紙がこすれる音だけが室内に響いていたけれど、ひと段落したところであたしは軽く腕を伸ばした。
「んーっ……ふぅ、ちょっと休憩してきますね」
「ああ、僕たちもこれが終わったら一度休憩するよ」
断りを入れて隣の休憩室に向かおうとしたあたしは、その前にトイレに行っておこうと近くのトイレに向かう。
用を済ませてトイレから出ると、丁度声を掛けられた。
「あ、美来! 良かった、やっぱりこっちの方にいたんだな」
「丁度良かったぜ。流石に生徒会室までは入る訳にいかないからな」
見ると、丁度こっちの方に歩いて来ている赤と青の可愛い双子がいた。
「勇人くん、明人くん!」
あたしは会えるとは思っていなかった二人に笑顔で近づく。
久保くんは北校舎の第二音楽室からほとんど出ないだろうって言っていたから、《星劉》の幹部である二人も西校舎の理科準備室にこもっているのかと思ってた。
「二人とも、一昨日は大丈夫だった? ケガしてない?」
パッと見は大丈夫そうだけれど制服で隠れているところにケガをしているかも知れないからと思って真っ先に聞く。