地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
一度誘いを受けておいて悪いけれど、これじゃあ遊びには行けそうにない。
それを説明して「ごめんね」と謝ると、運転手に頼むからという話をされた。
そして昼食は、頑張ったあたしへのねぎらいってことでおごってくれるんだとか。
流石に悪いからやっぱり今回はお断りするって言ったんだけれど……。
「今回を逃したら次いつ一緒に遊べるか分からねぇだろ?」
唇を尖らせて不満そうに見上げてくる明人くん。
「それに一度は行こうって言ってくれたじゃんか」
眉尻を下げて悲しそうな顔を作る勇人くん。
可愛い顔でそんな表情をされると、心が揺れる。
でも分かる。
二人ともその表情わざとでしょう⁉
自分たちの顔が可愛いってことを最大限利用している表情だ。
でも、そのあざとさを分かってはいても……。
「美来、俺達とは遊びに行きたくねぇの?」
悲しそうな目で見上げてくる勇人くんに、屈服してしまった。
そういうわけで、何だかんだ言ってもお坊ちゃんな二人の家の運転手さんに送り迎えをしてもらうことになったんだ。
「マジか……。じゃあ、流石に行き帰りは別になるな。そっちが車なら、俺達は早めに出た方がいいか……」
軽く驚きつつも、すぐに計画を修正しだす奏。
まあ、流石に車に一緒に乗るのは無理だろうからね。
それを説明して「ごめんね」と謝ると、運転手に頼むからという話をされた。
そして昼食は、頑張ったあたしへのねぎらいってことでおごってくれるんだとか。
流石に悪いからやっぱり今回はお断りするって言ったんだけれど……。
「今回を逃したら次いつ一緒に遊べるか分からねぇだろ?」
唇を尖らせて不満そうに見上げてくる明人くん。
「それに一度は行こうって言ってくれたじゃんか」
眉尻を下げて悲しそうな顔を作る勇人くん。
可愛い顔でそんな表情をされると、心が揺れる。
でも分かる。
二人ともその表情わざとでしょう⁉
自分たちの顔が可愛いってことを最大限利用している表情だ。
でも、そのあざとさを分かってはいても……。
「美来、俺達とは遊びに行きたくねぇの?」
悲しそうな目で見上げてくる勇人くんに、屈服してしまった。
そういうわけで、何だかんだ言ってもお坊ちゃんな二人の家の運転手さんに送り迎えをしてもらうことになったんだ。
「マジか……。じゃあ、流石に行き帰りは別になるな。そっちが車なら、俺達は早めに出た方がいいか……」
軽く驚きつつも、すぐに計画を修正しだす奏。
まあ、流石に車に一緒に乗るのは無理だろうからね。