地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
だからやっぱり困ったなぁって思ってしまう。
友達としてこれからも仲良くしたい。
でも断ればどうしたって今までと同じじゃいられない。
だからってOKするわけにもいかなくて……。
「はぁ……」
部屋の鍵を開けながらため息をつくと、突然近くの部屋のドアがガチャ! と勢いよく開いた。
突然過ぎてビクッとなったけど、出てきたのが久保くんだったからすぐにフッと力を抜く。
「美来! あ……えーっと……大丈夫だったか?」
「え? 何が?」
すぐにあたしを呼んだところを見ると、偶然出てきたというよりあたしを待っていたのかも知れない。
でも質問の意味が分からない。
心配されるような危ないことをしたわけじゃないし。
「え? あ、っと……その、双子に変なことされてねぇかなぁって思ってよ」
「え……」
瞬時に思い浮かんだのは、さっきも考えていたことだからか明人くんに告白されたこと。
でも別に変なことじゃないし……。
「ううん、何もされてないよ?」
どうしてそんなことを聞くのかと苦笑気味に答えた。
「そ、そうか……まあ、あいつらがお前の嫌がることするとは思えねぇけど……まあほら、一応……」
頭を搔きながら誤魔化すように視線をさ迷わせる久保くんが何だかおかしくてちょっと笑ってしまった。
友達としてこれからも仲良くしたい。
でも断ればどうしたって今までと同じじゃいられない。
だからってOKするわけにもいかなくて……。
「はぁ……」
部屋の鍵を開けながらため息をつくと、突然近くの部屋のドアがガチャ! と勢いよく開いた。
突然過ぎてビクッとなったけど、出てきたのが久保くんだったからすぐにフッと力を抜く。
「美来! あ……えーっと……大丈夫だったか?」
「え? 何が?」
すぐにあたしを呼んだところを見ると、偶然出てきたというよりあたしを待っていたのかも知れない。
でも質問の意味が分からない。
心配されるような危ないことをしたわけじゃないし。
「え? あ、っと……その、双子に変なことされてねぇかなぁって思ってよ」
「え……」
瞬時に思い浮かんだのは、さっきも考えていたことだからか明人くんに告白されたこと。
でも別に変なことじゃないし……。
「ううん、何もされてないよ?」
どうしてそんなことを聞くのかと苦笑気味に答えた。
「そ、そうか……まあ、あいつらがお前の嫌がることするとは思えねぇけど……まあほら、一応……」
頭を搔きながら誤魔化すように視線をさ迷わせる久保くんが何だかおかしくてちょっと笑ってしまった。