地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
心のゆくえ
予定外のことにあたしは精神的疲労を覚えたけれど、とりあえず小芝居は終わり三人から解放される。
やっぱりあの人達は危険だ。
二年前みたいにあたしが泣くようなことはしないみたいだけれど、迫ってくるあの感じは困る。
物凄く困る。
出来る限り近付きたくはないけれど……でもお昼には絶対に会うからなぁ……。
こっそり一般席に行っちゃダメかな?
そう考えて、すぐに無理だなと諦める。
一般席にいても多分見つかり次第二階に連れて行かれそうだし、何より《かぐや姫》としてお披露目してしまった。
多分もうあたしも二階席でお昼ごはんを食べる特別な生徒という認識をされてしまっているだろうから、一階では食事出来ない。
となると後はお弁当を持ってきて食堂以外で食べるしかないんだけど……。
食堂のごはんを食べられないなんて……苦行に等しい。
あそこの美味しいごはんが毎日の癒しなのにー!
というわけで、結局二階席で食べるというのは変えようがなかった。
もうそこは諦めて、極力あの三人には近づかないようにしよう。
そう決めたその日の放課後。
掃除当番だったあたしは、他の数人の女子と一緒に体育館倉庫付近の掃除をしていた。
やっぱりあの人達は危険だ。
二年前みたいにあたしが泣くようなことはしないみたいだけれど、迫ってくるあの感じは困る。
物凄く困る。
出来る限り近付きたくはないけれど……でもお昼には絶対に会うからなぁ……。
こっそり一般席に行っちゃダメかな?
そう考えて、すぐに無理だなと諦める。
一般席にいても多分見つかり次第二階に連れて行かれそうだし、何より《かぐや姫》としてお披露目してしまった。
多分もうあたしも二階席でお昼ごはんを食べる特別な生徒という認識をされてしまっているだろうから、一階では食事出来ない。
となると後はお弁当を持ってきて食堂以外で食べるしかないんだけど……。
食堂のごはんを食べられないなんて……苦行に等しい。
あそこの美味しいごはんが毎日の癒しなのにー!
というわけで、結局二階席で食べるというのは変えようがなかった。
もうそこは諦めて、極力あの三人には近づかないようにしよう。
そう決めたその日の放課後。
掃除当番だったあたしは、他の数人の女子と一緒に体育館倉庫付近の掃除をしていた。