地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「あ、これ初めてくれた子のお菓子でしょ? 今日も凝ってるねー。アイシングって結構難しいんでしょ?」
あたしの差し入れを物色していた奈々が、デフォルメされた可愛いあたしのイラストをアイシングで上手に表現しているクッキーを手に取る。
「正解」
答えながら今日も凄いなって思った。
そう、この最初にくれた一年の女の子。
あたしが髪を切られたときにかばっていた子だ。
その子がはじめ顔を真っ赤にしてどもりながらも一生懸命渡してくれたのは、とても綺麗なトッピングがされたカップケーキ。
生クリームがバラの花のようになっていて、チョコで作られた蝶が留まっている様にトッピングされていて、アザランや金箔などもあって凄くキラキラしてた。
なにこれプロのパティシエ⁉
と思うくらいの出来に断るなんて考え自体湧いてこなかった。
食べるのすらもったいないと思ったけれど、「明日も作ってきますから!」と言われたのでしっかり写真を撮ってから食べた。
お味もとても美味しかったです。
でも、そうやって受け取ってしまったせいで他の子達も差し入れしていいんだ! となってしまったみたい。
差し入れの量は日に日に多くなっていた。
あたしの差し入れを物色していた奈々が、デフォルメされた可愛いあたしのイラストをアイシングで上手に表現しているクッキーを手に取る。
「正解」
答えながら今日も凄いなって思った。
そう、この最初にくれた一年の女の子。
あたしが髪を切られたときにかばっていた子だ。
その子がはじめ顔を真っ赤にしてどもりながらも一生懸命渡してくれたのは、とても綺麗なトッピングがされたカップケーキ。
生クリームがバラの花のようになっていて、チョコで作られた蝶が留まっている様にトッピングされていて、アザランや金箔などもあって凄くキラキラしてた。
なにこれプロのパティシエ⁉
と思うくらいの出来に断るなんて考え自体湧いてこなかった。
食べるのすらもったいないと思ったけれど、「明日も作ってきますから!」と言われたのでしっかり写真を撮ってから食べた。
お味もとても美味しかったです。
でも、そうやって受け取ってしまったせいで他の子達も差し入れしていいんだ! となってしまったみたい。
差し入れの量は日に日に多くなっていた。