地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
相槌を打ちながらヨシさんノブさんを気にして横目で見ると……。
「ハル、ひでぇよ……」
「そりゃ、頭は良くねぇけどよぉ」
と小さな声で反論していた。
そんな小さな声でもしっかり聞こえていたのか、遥華は二人をキッとひと睨みして黙らせる。
……遥華、強い。
むしろ遥華が姉御って感じじゃないかな?
なんて考えていると、遥華はあたしに視線を戻して続きを話した。
「だから、もしかしたら今みたいにみんな美来のこと舐めてかかってくるかもしれないんだ……」
「それは……困ったね……」
「うん。だから申し訳ないんだけど、この家にいる間だけでも眼鏡取って髪解いてくれない?」
「へ?」
笑顔でされた提案にあたしは目をパチクリ。
「えっと……素顔でいれば舐められないってこと?」
「もっちろん!」
半信半疑な思いで確認すると、当然でしょ? とばかりに返って来た。
「素顔の美来見て馬鹿にするような奴いるわけないじゃん」
「そうかな?」
確かに地味な格好よりは舐められたりはしないだろうけれど……。
でもそこまで断言するほどかなぁ?
ちょっとの疑問はあったけれど、遥華の言う事にも一理あるので考えてみる。
奏には出来る限り素顔見せるなって言われてるけど、それは主に外での話だし……。
家の中だけなら大丈夫かな?
「ハル、ひでぇよ……」
「そりゃ、頭は良くねぇけどよぉ」
と小さな声で反論していた。
そんな小さな声でもしっかり聞こえていたのか、遥華は二人をキッとひと睨みして黙らせる。
……遥華、強い。
むしろ遥華が姉御って感じじゃないかな?
なんて考えていると、遥華はあたしに視線を戻して続きを話した。
「だから、もしかしたら今みたいにみんな美来のこと舐めてかかってくるかもしれないんだ……」
「それは……困ったね……」
「うん。だから申し訳ないんだけど、この家にいる間だけでも眼鏡取って髪解いてくれない?」
「へ?」
笑顔でされた提案にあたしは目をパチクリ。
「えっと……素顔でいれば舐められないってこと?」
「もっちろん!」
半信半疑な思いで確認すると、当然でしょ? とばかりに返って来た。
「素顔の美来見て馬鹿にするような奴いるわけないじゃん」
「そうかな?」
確かに地味な格好よりは舐められたりはしないだろうけれど……。
でもそこまで断言するほどかなぁ?
ちょっとの疑問はあったけれど、遥華の言う事にも一理あるので考えてみる。
奏には出来る限り素顔見せるなって言われてるけど、それは主に外での話だし……。
家の中だけなら大丈夫かな?