地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「お、おう……。やっぱり銀星入っちゃったんだな? でも美来ちゃん、何もされなかったのか?」
「え⁉ あ、はい」
俺の質問に少し戸惑いを見せながら返事をする美来ちゃんは、嫌なことをされたようには見えず安心した。
でも、何かはあった様子に眉を寄せる。
「良かった。でもどうしたんだ? なんか様子がおかしいけど……?」
俺の質問に美来ちゃんは困り笑顔を浮かべて「えーっと……」と視線をさ迷わせる。
言いづらいっていうより、言葉を選んでいる感じだ。
「うーん……なんかさ、銀星の様子がおかしかったのよ」
美来ちゃんの代わりに遥華が先に答えた。
「露天風呂で歌ってた美来を見てからずーっと突っ立ったままでさ。声かけても返事しないし、動かないし」
「は?……それは、確かにおかしいな?」
遥華の話では、バスタオルを巻いていたから完全に裸というわけじゃなかったみたいだけれど、あの銀星が布一枚しか身にまとっていない女に何もしないとか……。
しかも今現在狙っている女。
そんなオイシイ状況なら少なくとも抱きつくくらいはしそうなもんだけど……。
「ホントに? 本当の本当に何もしなかったわけ?」
信じられなさ過ぎて念を押すように聞いてしまった。
でも答えはやっぱり変わらなくて……。
「え⁉ あ、はい」
俺の質問に少し戸惑いを見せながら返事をする美来ちゃんは、嫌なことをされたようには見えず安心した。
でも、何かはあった様子に眉を寄せる。
「良かった。でもどうしたんだ? なんか様子がおかしいけど……?」
俺の質問に美来ちゃんは困り笑顔を浮かべて「えーっと……」と視線をさ迷わせる。
言いづらいっていうより、言葉を選んでいる感じだ。
「うーん……なんかさ、銀星の様子がおかしかったのよ」
美来ちゃんの代わりに遥華が先に答えた。
「露天風呂で歌ってた美来を見てからずーっと突っ立ったままでさ。声かけても返事しないし、動かないし」
「は?……それは、確かにおかしいな?」
遥華の話では、バスタオルを巻いていたから完全に裸というわけじゃなかったみたいだけれど、あの銀星が布一枚しか身にまとっていない女に何もしないとか……。
しかも今現在狙っている女。
そんなオイシイ状況なら少なくとも抱きつくくらいはしそうなもんだけど……。
「ホントに? 本当の本当に何もしなかったわけ?」
信じられなさ過ぎて念を押すように聞いてしまった。
でも答えはやっぱり変わらなくて……。