地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「はい、何かされるんじゃないかって警戒したんですけど……じっと見られるだけで本当に何もされませんでした」
美来ちゃんからも聞いたことで本当なんだと理解した。
いや、それでも信じられない気持ちはあるけれど。
「でもわざわざ札を外してあんな堂々と覗きに来たんだもん。相応の代償は払ってもらうわよ……」
何もしなかったとはいえ二人がいる露天風呂に入ってきたんだ。
遥華の怒りはもっともだと思う。
でも。
「あー……銀星が入って行ったのはあいつ自身の所為じゃないみたいだからさ、何もしなかったんなら許してやってくれねぇ?」
流石に不可抗力なのに報復を受けるのはちょっとかわいそうだ。
美来ちゃんに何もしなかったなら尚更。
「は? なにそれ、どういうこと?」
目を吊り上げる遥華に俺はヨシとノブのことを話す。
どう考えたってあいつらが悪いからな。
報復はあいつらが受けるべきだろう。
「へぇ……ノブさんは懲りてなかったみたいね。ヨシさん共々、今度はどうしてやろうかしら」
底冷えするような怖い笑みを浮かべる遥華に、俺は筋肉の塊の二人を思い浮かべる。
ご愁傷様。
でも自業自得だからな。
哀れみは浮かばなかった。
美来ちゃんからも聞いたことで本当なんだと理解した。
いや、それでも信じられない気持ちはあるけれど。
「でもわざわざ札を外してあんな堂々と覗きに来たんだもん。相応の代償は払ってもらうわよ……」
何もしなかったとはいえ二人がいる露天風呂に入ってきたんだ。
遥華の怒りはもっともだと思う。
でも。
「あー……銀星が入って行ったのはあいつ自身の所為じゃないみたいだからさ、何もしなかったんなら許してやってくれねぇ?」
流石に不可抗力なのに報復を受けるのはちょっとかわいそうだ。
美来ちゃんに何もしなかったなら尚更。
「は? なにそれ、どういうこと?」
目を吊り上げる遥華に俺はヨシとノブのことを話す。
どう考えたってあいつらが悪いからな。
報復はあいつらが受けるべきだろう。
「へぇ……ノブさんは懲りてなかったみたいね。ヨシさん共々、今度はどうしてやろうかしら」
底冷えするような怖い笑みを浮かべる遥華に、俺は筋肉の塊の二人を思い浮かべる。
ご愁傷様。
でも自業自得だからな。
哀れみは浮かばなかった。