地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「寮⁉ ふざけんなよ⁉ だったらこんな時間に街うろついてたって会えるわけねぇだろうが!」
怒りをあらわにする背の高い男は、美男子の部類に入るかもしれないが目つきの悪さでそれも半減していた。
「落ち着いてくださいよ橋場さん! まずは様子見って言ったじゃないっすか!」
「そうっすよ。下手に会って逃げられたらまたいつ会えるか分かんないじゃないっすか。奏に知られたらまた色々邪魔されるだろうし……それは避けたいでしょう?」
奏という名前が出たことで確信する。
こいつらはあの星宮兄妹のことを知っているんだと。
そして、おそらくあの二人の地元の人間だと。
……これは、使えるかもしれないな。
こいつらは俺のことを知らない。
それにこの辺の人間じゃないから銀星たちに話が伝わる心配もない。
しかも今の話の内容を聞く限り、美来を狙っている連中のようだ。
俺と利害が一致するかもしれない。
「チッ……まあ、確かに次こそは逃がすつもりはねぇからな」
「なあ、あんたたち。もしかして星宮美来を探しているのか?」
橋場と呼ばれた男が渋々納得し落ち着いたことろを見計らって声を掛ける。
怒りをあらわにする背の高い男は、美男子の部類に入るかもしれないが目つきの悪さでそれも半減していた。
「落ち着いてくださいよ橋場さん! まずは様子見って言ったじゃないっすか!」
「そうっすよ。下手に会って逃げられたらまたいつ会えるか分かんないじゃないっすか。奏に知られたらまた色々邪魔されるだろうし……それは避けたいでしょう?」
奏という名前が出たことで確信する。
こいつらはあの星宮兄妹のことを知っているんだと。
そして、おそらくあの二人の地元の人間だと。
……これは、使えるかもしれないな。
こいつらは俺のことを知らない。
それにこの辺の人間じゃないから銀星たちに話が伝わる心配もない。
しかも今の話の内容を聞く限り、美来を狙っている連中のようだ。
俺と利害が一致するかもしれない。
「チッ……まあ、確かに次こそは逃がすつもりはねぇからな」
「なあ、あんたたち。もしかして星宮美来を探しているのか?」
橋場と呼ばれた男が渋々納得し落ち着いたことろを見計らって声を掛ける。