地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「今回は、その……なんつーんだ? ゲン担ぎって言うか……」
ハッキリしない物言いで視線が泳ぐ久保くん。
心なしか耳が赤くなっている様に見える。
この反応でゲン担ぎ? それって……!
いつ告白してくれるのかなって思っていたからかもしれない。
そのゲン担ぎは、あたしに告白してOKを貰うためのもの?って、すぐに気付けてしまった。
「そっ――」
そんなのなくてもOKするのに、と言いかけて止まる。
告白されていないのに先にOKするのってどうなんだろうと思いとどまったから。
でも、ちゃんと告白してくれるつもりだったんだ。
告白をやり直すと言ったのは久保くんだけれど、テストが終わった直後も動きが無かったから心変わりしてしまったんじゃないかと不安になっていた。
良かった……嬉しい……。
心変わりなんて杞憂だったことを理解してホッとする。
そして、告白してもらえるんだと実感出来て今度は逆に気恥ずかしくなった。
今ここでされるわけじゃないんだろうけれど、好きな人に好きだと言ってもらえると考えただけであたしまで視線をさ迷わせることになってしまう。
ハッキリしない物言いで視線が泳ぐ久保くん。
心なしか耳が赤くなっている様に見える。
この反応でゲン担ぎ? それって……!
いつ告白してくれるのかなって思っていたからかもしれない。
そのゲン担ぎは、あたしに告白してOKを貰うためのもの?って、すぐに気付けてしまった。
「そっ――」
そんなのなくてもOKするのに、と言いかけて止まる。
告白されていないのに先にOKするのってどうなんだろうと思いとどまったから。
でも、ちゃんと告白してくれるつもりだったんだ。
告白をやり直すと言ったのは久保くんだけれど、テストが終わった直後も動きが無かったから心変わりしてしまったんじゃないかと不安になっていた。
良かった……嬉しい……。
心変わりなんて杞憂だったことを理解してホッとする。
そして、告白してもらえるんだと実感出来て今度は逆に気恥ずかしくなった。
今ここでされるわけじゃないんだろうけれど、好きな人に好きだと言ってもらえると考えただけであたしまで視線をさ迷わせることになってしまう。