地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「……でもなぁ……来年の総長は別にどっちがなってもいいんだけどな。その次が……」
「ま、悩むよな。まだ一年だから色んな面で把握出来てねぇし」
あたしを挟んで勇人くんと明人くんは相談を始めてしまう。
「だから春に一年をちゃんと見ておけよ、と言っただろう?」
悩む二人に如月さんは呆れ交じりに息を吐いた。
「え⁉ あれってそういう意味だったんすか⁉」
目を見開いて驚く明人くん。
「羽目外さないように見とけって意味なのかと……」
呆然とした様子の勇人くん。
如月さんは自分たちの次の総長を決めるために見ておけって言ったんだよね、きっと。
二人の様子を見ると、如月さんの意図した通りのことはしていないだろうって分かる。
「まあ、俺は後輩で強いやつの中にお前たちがいたからな。昔から親のパーティーとかで見かけていて多少は知っているから決めやすかったぞ?」
と、如月さんはアドバイスになるようなならないような助言をした。
「決めるって言ったって如月さん、俺たちを指差して『お前らがNO.2とNO.3な』って言っただけじゃないっすか!」
「そうっすよ! おかげでいまだに俺らもどっちがNO.2でどっちがNO.3なのか分かんないんっすけど⁉」
明人くんの悲鳴のような声に勇人くんも続く。
「ま、悩むよな。まだ一年だから色んな面で把握出来てねぇし」
あたしを挟んで勇人くんと明人くんは相談を始めてしまう。
「だから春に一年をちゃんと見ておけよ、と言っただろう?」
悩む二人に如月さんは呆れ交じりに息を吐いた。
「え⁉ あれってそういう意味だったんすか⁉」
目を見開いて驚く明人くん。
「羽目外さないように見とけって意味なのかと……」
呆然とした様子の勇人くん。
如月さんは自分たちの次の総長を決めるために見ておけって言ったんだよね、きっと。
二人の様子を見ると、如月さんの意図した通りのことはしていないだろうって分かる。
「まあ、俺は後輩で強いやつの中にお前たちがいたからな。昔から親のパーティーとかで見かけていて多少は知っているから決めやすかったぞ?」
と、如月さんはアドバイスになるようなならないような助言をした。
「決めるって言ったって如月さん、俺たちを指差して『お前らがNO.2とNO.3な』って言っただけじゃないっすか!」
「そうっすよ! おかげでいまだに俺らもどっちがNO.2でどっちがNO.3なのか分かんないんっすけど⁉」
明人くんの悲鳴のような声に勇人くんも続く。