地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
そういえばどっちなんだろうとは思っていたけれど、ちゃんと決まっていたわけじゃなかったんだ……。
如月さん、クールでインテリそうに見えて結構アバウト?
ううん、それよりも……。
「親のパーティーとかで見かけていてってことは、やっぱり勇人くんと明人くんもどこかの御曹司とかなんだ?」
裕福だっていうのは何となく感じていたし、一緒に遊園地へ行ったときは二人の家の運転手の人に送り迎えしてもらった。
御曹司だって言われても不思議はない。
「あーまあ、一応跡取り息子ってことになんのかな?」
「てか、知り合いだから選んだって結構テキトーじゃないっすか?」
勇人くんがあたしの質問に答えると、明人くんがまた如月さんに文句を言う。
それに対して如月さんは淡々と答えていた。
「人をまとめる能力があるならそれで問題ないだろう? あとは昔から知っている相手なら人となりもある程度分かるしな」
むしろ代々そうやって次期総長を決めてきたんだ、と彼は言う。
すると勇人くんが声を上げた。
「え? じゃあ久保は? 《月帝》の次期総長の決め方は違うんっすか?」
「っ」
突然幹人くんの名前が出てきてドキッとしてしまう。
如月さん、クールでインテリそうに見えて結構アバウト?
ううん、それよりも……。
「親のパーティーとかで見かけていてってことは、やっぱり勇人くんと明人くんもどこかの御曹司とかなんだ?」
裕福だっていうのは何となく感じていたし、一緒に遊園地へ行ったときは二人の家の運転手の人に送り迎えしてもらった。
御曹司だって言われても不思議はない。
「あーまあ、一応跡取り息子ってことになんのかな?」
「てか、知り合いだから選んだって結構テキトーじゃないっすか?」
勇人くんがあたしの質問に答えると、明人くんがまた如月さんに文句を言う。
それに対して如月さんは淡々と答えていた。
「人をまとめる能力があるならそれで問題ないだろう? あとは昔から知っている相手なら人となりもある程度分かるしな」
むしろ代々そうやって次期総長を決めてきたんだ、と彼は言う。
すると勇人くんが声を上げた。
「え? じゃあ久保は? 《月帝》の次期総長の決め方は違うんっすか?」
「っ」
突然幹人くんの名前が出てきてドキッとしてしまう。