地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
ついさっきまで玄関近くにいたのに、五メートルはあったはずの距離を一気に詰めたらしい幹人くん。
しかも、一撃で橋場をあたしから引きはがしてしまうくらい重い拳を繰り出した。
速いし、強い。
幹人くん、こんなに強かったの?
実際にケンカするところはあまり見たことはなかったけれど、それでもここまで強くなかったはずだ。
どうして? と驚いたけれど、続いた大好きな人の嬉しい言葉にそれもどうでもよくなってしまう。
「美来は俺の大事な彼女だ。俺以外に触れさせねぇし、泣かせるやつは許さねぇ!」
大切な人の腕の中。
慣れた体温を感じてホッとする。
幹人くんが助けてくれた。
その事実に、心の底から安堵し喜びが湧く。
目じりに涙を浮かべながら、幹人くんのシャツをギュッと掴みお礼を口にした。
「幹人くん……来てくれて、ありがとう」
「ったりめぇだ」
幹人くんはあたしの無事を確かめるようにギュッと抱きしめる。
強いけれど優しい抱擁は、本当にあたしを大切にしてくれてるんだって分かった。
「美来の居場所は俺のそばだって言っただろ? 他の男になんか渡すかよ」
「っ……うんっ!」
彼の言葉に応えるように、あたしも幹人くんにギュッと抱き着く。
しかも、一撃で橋場をあたしから引きはがしてしまうくらい重い拳を繰り出した。
速いし、強い。
幹人くん、こんなに強かったの?
実際にケンカするところはあまり見たことはなかったけれど、それでもここまで強くなかったはずだ。
どうして? と驚いたけれど、続いた大好きな人の嬉しい言葉にそれもどうでもよくなってしまう。
「美来は俺の大事な彼女だ。俺以外に触れさせねぇし、泣かせるやつは許さねぇ!」
大切な人の腕の中。
慣れた体温を感じてホッとする。
幹人くんが助けてくれた。
その事実に、心の底から安堵し喜びが湧く。
目じりに涙を浮かべながら、幹人くんのシャツをギュッと掴みお礼を口にした。
「幹人くん……来てくれて、ありがとう」
「ったりめぇだ」
幹人くんはあたしの無事を確かめるようにギュッと抱きしめる。
強いけれど優しい抱擁は、本当にあたしを大切にしてくれてるんだって分かった。
「美来の居場所は俺のそばだって言っただろ? 他の男になんか渡すかよ」
「っ……うんっ!」
彼の言葉に応えるように、あたしも幹人くんにギュッと抱き着く。