地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
あたしたちがつき合っていることは高志くんだって分かっているはずだ。
なのに気分が悪いって……そんなに幹人くんのことが嫌いなのかな?
そこまでとは思ってなかったんだけど……。
うーんと唸って困っていると、坂本先輩は何とも言えない眼差しを高志くんに向けて笑う。
「本当、高志はいつ自分の気持ちに気付くのかな?」
呆れたようなため息と共に言われて、高志くんは「は?」と首を傾げていた。
なんか良く分からないけれど、もう行っていいかな?
「とにかくあたしはもう帰りますね」
また引き止められないうちにと、断りを入れて早々と生徒会室から出た。
「は? 待つんだ!」
なのに高志くんは諦めてなかったのか追いかけてくる。
「そうだね、僕ももう少し美来さんと話したいな」
しかも何故か坂本先輩までそう言って追いかけて来た。
「は? ちょっ、なんで追いかけてくるんですか⁉」
「星宮さんが逃げるからだ!」
「ま、そういうことだね」
「ええー……?」
困り果てたけれど、二人につき合っていたら本当に幹人くんを待たせてしまう。
ここは本気で撒かせてもらおう。
なのに気分が悪いって……そんなに幹人くんのことが嫌いなのかな?
そこまでとは思ってなかったんだけど……。
うーんと唸って困っていると、坂本先輩は何とも言えない眼差しを高志くんに向けて笑う。
「本当、高志はいつ自分の気持ちに気付くのかな?」
呆れたようなため息と共に言われて、高志くんは「は?」と首を傾げていた。
なんか良く分からないけれど、もう行っていいかな?
「とにかくあたしはもう帰りますね」
また引き止められないうちにと、断りを入れて早々と生徒会室から出た。
「は? 待つんだ!」
なのに高志くんは諦めてなかったのか追いかけてくる。
「そうだね、僕ももう少し美来さんと話したいな」
しかも何故か坂本先輩までそう言って追いかけて来た。
「は? ちょっ、なんで追いかけてくるんですか⁉」
「星宮さんが逃げるからだ!」
「ま、そういうことだね」
「ええー……?」
困り果てたけれど、二人につき合っていたら本当に幹人くんを待たせてしまう。
ここは本気で撒かせてもらおう。