地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「遊びに誘いに来たんだけど、何だかそれどころじゃなさそうだね」
いつも一緒にいる連さんは慣れてきたのか、銀星さんの女神発言をキレイに無視して本題を口にする。
でも銀星さんも無視されていることは気にしていないのか、あたしたちの背後を見て面白そうに笑った。
「みんな女神を欲しがってるってか?」
「美来、大人気だねぇ」
遥華もはやし立てるように笑う。
遥華に会うのはハロウィンパーティー以降では二度目だ。
前に会ったときは主に橋場のことを報告してもらった。
詳しいことは聞かされなかったけれど、橋場がもうあたしを付け狙うことはないということだった。
橋場の粘着性をよく知るあたしは本当かなと不安になったけれど、遥華は「絶対に大丈夫!」と太鼓判を押していたっけ。
そこまで断言されて逆に何をしたのか気になったけれど、聞きたくないとも思った。
何にせよ、橋場があたしを諦めてくれたならいい。
今追いかけて来ている佳桜高校の面々とは違って厄介すぎる相手だったから。
「まあ、俺も女神を諦めてねぇけどな」
ファンクラブの子たちに足止めされている坂本先輩たちを見ながら、銀星さんも便乗してきた。
「それもいいよなー。美来ちゃんが銀星の彼女になったら俺も料理頑張るし」
連さんまで銀星さんの後押しをする。
しかも唯一味方になってくれそうな遥華まで。
いつも一緒にいる連さんは慣れてきたのか、銀星さんの女神発言をキレイに無視して本題を口にする。
でも銀星さんも無視されていることは気にしていないのか、あたしたちの背後を見て面白そうに笑った。
「みんな女神を欲しがってるってか?」
「美来、大人気だねぇ」
遥華もはやし立てるように笑う。
遥華に会うのはハロウィンパーティー以降では二度目だ。
前に会ったときは主に橋場のことを報告してもらった。
詳しいことは聞かされなかったけれど、橋場がもうあたしを付け狙うことはないということだった。
橋場の粘着性をよく知るあたしは本当かなと不安になったけれど、遥華は「絶対に大丈夫!」と太鼓判を押していたっけ。
そこまで断言されて逆に何をしたのか気になったけれど、聞きたくないとも思った。
何にせよ、橋場があたしを諦めてくれたならいい。
今追いかけて来ている佳桜高校の面々とは違って厄介すぎる相手だったから。
「まあ、俺も女神を諦めてねぇけどな」
ファンクラブの子たちに足止めされている坂本先輩たちを見ながら、銀星さんも便乗してきた。
「それもいいよなー。美来ちゃんが銀星の彼女になったら俺も料理頑張るし」
連さんまで銀星さんの後押しをする。
しかも唯一味方になってくれそうな遥華まで。