地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
『ひっ!』
揃って怖がっている様子を見ると久保くんの言う通りみたいだ。
「じゃ、そういうことだからこいつは連れてくぜー」
邪魔者がいなくなったことでさっきよりも強くあたしを引っ張っていく久保くん。
いや、あたしちゃんと付いて行くから。
もう離してくれないかな?
なんて思っているうちに《月帝》のテーブルについてしまった。
「ほら、ここ座れ」
久保くんは空いている席にあたしを案内すると、やっと腕を離してくれる。
そして彼は隣の席へと座った。
「……」
座れと言われたけれど、本当にいいのかな?
そんな疑問から、あたしは八神さんの方を見る。
彼は探るような目をあたしに向けてくるだけで何も言わない。
戸惑っていると第三の声が聞こえてきた。
「遠慮しないで座りなよ。変なことしたりしないから」
声の方を見ると、茶髪のイケメンさんがいた。
イケメン……だけど何故か印象は薄い。
「あ、初めまして。じゃあ失礼しますね!」
勧めてもらえたのでそう言って座ると、このテーブル席に座る三人から何とも言えない視線を送られていた。
え? 何? やっぱり座っちゃダメだったとか言わないよね?
疑問に思うと隣の久保くんが口を開く。
揃って怖がっている様子を見ると久保くんの言う通りみたいだ。
「じゃ、そういうことだからこいつは連れてくぜー」
邪魔者がいなくなったことでさっきよりも強くあたしを引っ張っていく久保くん。
いや、あたしちゃんと付いて行くから。
もう離してくれないかな?
なんて思っているうちに《月帝》のテーブルについてしまった。
「ほら、ここ座れ」
久保くんは空いている席にあたしを案内すると、やっと腕を離してくれる。
そして彼は隣の席へと座った。
「……」
座れと言われたけれど、本当にいいのかな?
そんな疑問から、あたしは八神さんの方を見る。
彼は探るような目をあたしに向けてくるだけで何も言わない。
戸惑っていると第三の声が聞こえてきた。
「遠慮しないで座りなよ。変なことしたりしないから」
声の方を見ると、茶髪のイケメンさんがいた。
イケメン……だけど何故か印象は薄い。
「あ、初めまして。じゃあ失礼しますね!」
勧めてもらえたのでそう言って座ると、このテーブル席に座る三人から何とも言えない視線を送られていた。
え? 何? やっぱり座っちゃダメだったとか言わないよね?
疑問に思うと隣の久保くんが口を開く。