角松 ヤエ 30歳 OL
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「角松様、お待たせしました。
こちらへどうぞ。」
翌土曜日。
駅ビルに入って、エレベーターで地下2Fまで降りると、地上とは打って変わって“モヤ~ン”とした、
ミステリアスな暗闇が覆う空間で待つ中・・
“どんな黒魔術操るんですか?(^◇^;)”と聞きたくなる、
つばが長い黒ハットを被った女性に案内される。
「ではごゆっくりどうぞ。」
黒魔術師さんにお礼を言って、
黒いカーテンを開けると・・
「ウフッ。お久しぶりですね角松さん。」
「ご無沙汰してまーす。」
1年振りに来たけど相変わらずミステリアスな雰囲気を醸し出している桃園海 麻樹先生と再会する。
約1年前、尿路結石とインフルエンザを立て続けに発症して、
“いやこんな異変続いてるんだから1回診てもらおう”と足を運んだ[占いの館 情状酌量]
その時、桃園海 麻樹先生に恋愛運も診てもらって、
【2031年からとんでもないモテ期が訪れる】と言われたんだけど・・
「ウフッ。今日は何を診ましょうか?」
「あ、先生。もう1回恋愛運お願いします。
なんかこう・・もうちょっと手っ取り早い直近の事とか・・。」
さすがに・・2031年までは待てないので、
1年振りにリベンジにやって来た(^◇^;)