角松 ヤエ 30歳 OL
――――――
「ヤエさん。」
「あ、サチコさん。秘技{目を開けたまま寝る術}は解けたんですか?」
よ~~~やく男性陣のシュレッダーが終わって、
中の袋を取り出して縛って、
捨てに行く準備をしていた頃、
睡眠十分のサチコさんがやって来た。
「ヤエさん、私もそれ捨てるの手伝うので、
ついでに更衣室の掃除もやりませんか?」
「あ・・そういえば今週はウチらが当番でしたね。」
“女子更衣室の掃除”
各課の女子―ズで分担して、大体2ヶ月に1回ぐらいの頻度で当番が割り当てられていた。
ただ、掃除と言ってもそんな汚くないし、
週1で当番になった女子-ズが掃除してるし、
パパッとホウキで掃いて、
チャチャっとゴミ箱の袋を取り替えるぐらい。
だから、どこの課の女子―ズでも共通して言えるのが、【掃除1分、雑談29分】(^◇^;)
なんならロッカーの中に入ってるお菓子片手に掃除しているぐらいだった(^◇^;)
「後藤、行くよ。」
「・・・zzz…ムニャ・・?」
“お前なに堂々と{机に突っ伏して寝る術}発動してるんだよ”とツッコミながら、
アホ後輩も起こして、シュレッダーごみ袋と一緒に3人でフロアを出る。