角松 ヤエ 30歳 OL


「お、おいアンタ・・
誰が食ったのか分かったのか!?」


『アルバイト君の3人へお願いがあります。』


「「「・・・?」」」


『私が奢りますので、
今からこれを食べて頂けませんか?』


「おぉ!あざす!」
「!!?」
「おぉ!あざす!」


え・・A太くんとC太くんは喜んでるけど、
B太くんは何か驚いている・・?




「お、おいアンタ・・
犯人が誰か分かったんじゃねぇのかよ!?」


『店長さん。よくお考えください。

お弁当を10個も完食していたら、
その方はもう“お腹いっぱい”のはずです。

きっと平常であれば完食できるペタマックスも、
さすがに食べきれないでしょう。』


「「おぉ~!なるほどぉ~!」」


思わず店長さんと口を揃えて感心する(・∀・)


『・・いかがでしょうかお三方?

実食に入る前に・・
できれば素直に自供して頂けませんか?』


「オイラ食える!」
「・・・・・・・・。」
「オイラ食える!」


きっと・・最初のリアクションを月本さんは見逃さなかったはず・・。

挙動が1人だけ怪しかったB太さんを優しく見つめた月本さんが、“自供”を促した・・。


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