角松 ヤエ 30歳 OL


「・・・・・・・・・・・・。」


Suicaのチャージもバッチリなので、
サラッと改札を抜けて、

ホームに降りたらちょうど電車が来そうなタイミングで・・これは幸先良いかも(・∀・)






≪ご乗車ありがとうございます。次は~≫


乗り込んだ電車。

こんな時間だからさすがに座れる・・
と思ったけど座席は埋まっていたので、

仕方なくドア付近に立ってiPodを・・・


「角松さん。」


「え・・?」


「こんな時間まで残業ですか?」



・・・・・(゜-゜)・・・・

・・・この人・・・・
・・同じ路線だったんだ(^◇^;)



「僕も残業です。

お互い違う課なのに同じように残業して、
同じタイミングで仕事にキリをつけ、

こうして同じ電車・車両に乗るなんて・・

これって【ディスティニー】じゃない?」


「・・・・・すみません。
ちょっと何言ってるか分かんないです。」



出たよ・・労務部の変な人・・(^◇^;)

こっちはiPodの通勤用プレイリストを鑑賞したかったのに・・・。


こういう“中途半端に仲が良い人”と電車で一緒になった時の絶望感は計り知れない。


仲が良い人なら、お互いの降車駅までウッキウキでトークできるけど、

中途半端な人だと、“話題が続かない”問題が立ちはだかる(^◇^;)


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