訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜
ピタ…と果実を食べる手が止まる
無言で視線を合わせ、ゆっくりと近寄る
何千年…何万年と前からあると思わせる祠は、周囲が草木で生い茂り
扉には、古びた札が
ガントが扉の前まで行き、中を覗く
「ん〜?何か光ってるモノがあるぜ?」
「祠なんだから何かしら祀ってあるだろうけど…、にしても大きいね」
「2人共、止めようよぉ…」
「アル、お前は度胸が無ぇなぁ。大丈夫だって」
ガントが札をビリッと剥がし、扉を勢いよく開け一歩踏み入れた
瞬間
「! うあぁああああああああああっ!?」
ガントが頭を抱えながら叫ぶ
「「!?」」
ガントはよろけながら祠を出る
「「ガント!?」」
駆け寄ろうとすると
「うがぁああああああああああああっ!!」
ブチッブチッブチ!と何かが千切れる音が連続で聞こえた瞬間
ガントは目を見開き、体が四方八方に肉片となって飛び散る
ビチャッ!と顔や体に何かを浴び、何かで視界を塞がれる
「………、え」
緩慢な動作で、視界を塞いでるモノを取ってみると
赤い血が滴る…ガントだった肉片が
手が震える
「え、…待って?ガント、どうなったの?どこ行ったの?」
体が震え始め、次第に事実を理解する
「ガントが、ガントが…っ!うわあああああああああっ!!!」
「落ち着け!!」
ビクッ!と震えながらレイヤを見る
レイヤも手足が震えてる、けど、必死で剣を持って祠を見てる
「中には水晶しかないけど、どうやらここには魔物が居る様だね
ここで退治しないと国に被害が出るかもしれない」
「レイヤ!?」
「アル!君は森から出ろ!」
「嫌だ!レイヤも一緒に!」
「俺は魔物を退治して、土産にあの水晶を持っていくよ」
「だったら僕も戦う!」
「君に何かあれば国王が黙ってないよ?」
「レイヤと僕なら勝てる。それに、男なんだから傷一つあったって大丈夫だよ」
「フッ、そうだね。なら、2人でやろうか!」
「うん!」
決起して2人で祠に入った瞬間
無言で視線を合わせ、ゆっくりと近寄る
何千年…何万年と前からあると思わせる祠は、周囲が草木で生い茂り
扉には、古びた札が
ガントが扉の前まで行き、中を覗く
「ん〜?何か光ってるモノがあるぜ?」
「祠なんだから何かしら祀ってあるだろうけど…、にしても大きいね」
「2人共、止めようよぉ…」
「アル、お前は度胸が無ぇなぁ。大丈夫だって」
ガントが札をビリッと剥がし、扉を勢いよく開け一歩踏み入れた
瞬間
「! うあぁああああああああああっ!?」
ガントが頭を抱えながら叫ぶ
「「!?」」
ガントはよろけながら祠を出る
「「ガント!?」」
駆け寄ろうとすると
「うがぁああああああああああああっ!!」
ブチッブチッブチ!と何かが千切れる音が連続で聞こえた瞬間
ガントは目を見開き、体が四方八方に肉片となって飛び散る
ビチャッ!と顔や体に何かを浴び、何かで視界を塞がれる
「………、え」
緩慢な動作で、視界を塞いでるモノを取ってみると
赤い血が滴る…ガントだった肉片が
手が震える
「え、…待って?ガント、どうなったの?どこ行ったの?」
体が震え始め、次第に事実を理解する
「ガントが、ガントが…っ!うわあああああああああっ!!!」
「落ち着け!!」
ビクッ!と震えながらレイヤを見る
レイヤも手足が震えてる、けど、必死で剣を持って祠を見てる
「中には水晶しかないけど、どうやらここには魔物が居る様だね
ここで退治しないと国に被害が出るかもしれない」
「レイヤ!?」
「アル!君は森から出ろ!」
「嫌だ!レイヤも一緒に!」
「俺は魔物を退治して、土産にあの水晶を持っていくよ」
「だったら僕も戦う!」
「君に何かあれば国王が黙ってないよ?」
「レイヤと僕なら勝てる。それに、男なんだから傷一つあったって大丈夫だよ」
「フッ、そうだね。なら、2人でやろうか!」
「うん!」
決起して2人で祠に入った瞬間