訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜
紫音side
元の世界に戻れた直後
部屋を見渡す蓮達を他所に姉さんが凭れ掛かってくる

「!?ね「…静かに」」
「…気付かれない様に、元の私の…部屋まで…」
「わ、分かった」

部屋に戻り、姉さんを自分に凭れさせながら座り込む
姉さんは目を瞑って、怠そうだ

「姉さん?」
「大丈夫。言ったでしょ、意識を失うかもって
 でも眠いだけだし、私だけで良かった」
「良くはないけど、休んでれば大丈夫?」
「うん。後、蓮が来ると思うから説明よろしくね」
「分かった、ゆっくり休んで」
「ありがと…」

姉さんはクタ…と俺に凭れ、眠りについた

「…お疲れ様」

姉さんが何で特別な力を持ってるのか
何で俺達の目は、違うのか
今まで悩んでたのが思わぬ形で解決した
これからきっと、もっと大変な事になりそうだけど

「何があっても、離れないよ」

ドタドタッと足音が
さてと、蓮に説明しなきゃな


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