訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜
栞が目を覚まし、荷造りも出来た

「栞」
「蓮、心配掛けてゴメンね」
「焦ったけど、紫音に聞いたから。気にすんな
 それとな?」
「ん?」
「今日の夜、宴会を開く
 これからはなかなか会えなくなるんだし、ちゃんと話しておきたいだろ?」
「そうだね、…うん」
「よし、俺は朔や春也に連絡しとく」
「紫音も挨拶しとく奴がいれば連絡しとけよ」
「うん」
「栞は、体休めとけ。
 またお前に力使ってもらわないと、あっちには行けねぇんだし」
「ん、分かった」
「じゃ、後でな」


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