訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜
一息吐いた頃
まだソルが来るまで時間がありそうだから
私は1人ベランダに出て、景色を眺める

「……皆…」

笑顔で見送ってくれた

「蓮、紫音…」

私とここ(異世界)で生きるのを選んでくれて…本当に

「ありがとう」
「「…んなの、当たり前(だ)」」
「!」

振り向けば、2人がすぐ後ろに
2人は真剣に私を見つめ

「俺達は夫婦なんだ
 何があっても、俺はお前と離れるつもりは無ぇ
 そりゃあ流石にこんな展開は戸惑ってるが
 栞といれるんなら、地獄だろうと一緒に行ってやるよ」
「…蓮」
「俺も同じだよ、絶対に離れない」
「…ありがとう」

< 50 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop