訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜
少しだけ離れると

「これからは、親として呼んでくれぬか?」
「…あの、私には、こちらでの記憶がありません。
 それでもいい…なら…」

王は少しだけ悲しそうな表情

「そうか、そうだな。つまり、記憶を戻しても良いのだな?」
「? 可能なんですか?」
「ふむ、以前話したであろう。お前は最後に魔力を残したと
 その力を取り込めば、少しでも記憶が戻るかもしれん」

王はソルに目を向け

「アレを持ってこい」
「承知しました」


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