訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜
兄の存在
それから数日
私は蓮や紫音と勉強をしてる
国の事とか、存在する魔物…、他の国の事も
この世界に関して、知らない事だらけだ
魔力や全ての属性を持ってると言っても、経験や知識が無いと…
今は書物庫と呼ばれてる謂わば図書室で3人で勉強中
この世界での文字が読めるか不安だったけど
精霊を宿して体がこの世界に馴染んだからか、自然と読める様になった
私の横にはラルフが寝てて、レノは私の中に
蓮と紫音も、精霊とはタメ口で会話出来るまでに仲良くなってる
剣術も、元々身体能力は高いから剣の扱いが慣れないだけで
接近戦は上手くいってる
魔力を纏っての戦い方はソルに教えられながら、私も混ざって訓練中

国に住む人達とも沢山話し、時々襲ってくる魔物も対処して
徐々にこの世界に慣れていった

ついでに…
お父様は蓮と紫音にも、父親として呼ばれたいと言い始めた
今を思えば、2人が《父さん》って呼ぶのが一番時間の掛かる事だった
敬語を止めるのだけが、3人共無理だった

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