訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜
蓮side
その夜
自室で3人で過ごしてる時に、栞が席を外したのを見て

「紫音、ちょっと…」

手招きで紫音とベランダに

「何?」
「今日、栞に兄貴がいるって話があっただろ?」
「? うん」
「って事は、王座を継ぐのは兄貴だろ?
 つまり国王の娘に当たる栞、その夫の俺には面倒事は来ないって事だよな?」
「…、そうだね」
「何だよその目は、俺が国王なんて出来ると思うか?」
「……確かに」
「この世界でも、俺は栞と気ままに暮してぇよ」
「だね」

俺達は急な異世界の生活をのんびりと過ごしていた
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