訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜
ある時
幼い子供が鳥を追い掛け、祠の地まで入っていった
村人や親が駆け付けた時には、子供は祠の中にまで入っていた
…だが

「坊や!?」
「! お母さん!」

子供は祠から出てきて、母親に抱きつく
皆が驚いた
過去に、扉を開けただけで恐ろしい死に方をした者がいた
なのに…

「坊や!?どこか痛いところは無い!?」
「お母さん?どうしたの?」

子供には、一切の傷が無い

「無事ならいいわ。さあ、お家に帰りましょう」

村人は茫然と親子が帰っていくのを見送る

『(何故だ、何故あの子は死ななかった?)』

1人の男が、開きっぱなしの祠を見ると白く輝く水晶が
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