誘惑の延長線上、君を囲う。
営業で培ったスマイルを添えて返答する。女子会かぁ……。秋葉さんのお誘いを断る訳にもいかずに、ついついOKしてしまったけれど、乗り気ではない。日下部君の想い人の秋葉さんをもっと知りたい気持ちもあるが、やっぱり複雑だなぁ。
秋葉さんと澪子ちゃんは計画話に花を咲かせている中、日下部君はムスッとしたままだった。食事をガツガツと口に頬張り、「先に行く」とだけ言い残して、この場を去って行く。午後からは私も一緒に外回りに行くと言われていたので、二人よりも先に社員食堂を後にした。
化粧室でメイクを直して、Иatural+の企画室に戻ろうとした時に日下部君とすれ違う。相変わらず、不機嫌そうな顔をしていた。
「休憩終わったら、駐車場まで来て。車の中で待ってる」
「はい、分かりました。一旦、戻ってから直ぐに行きます」
「外回りしたら、直帰で良いから。それから、デスクの上に出張の申請書置いてある。それは、後から説明するから、一先ずしまっておいて」
出張……?どこに?いつ?
「あ、はい。では、直ぐに向かうようにします!」
秋葉さんと澪子ちゃんは計画話に花を咲かせている中、日下部君はムスッとしたままだった。食事をガツガツと口に頬張り、「先に行く」とだけ言い残して、この場を去って行く。午後からは私も一緒に外回りに行くと言われていたので、二人よりも先に社員食堂を後にした。
化粧室でメイクを直して、Иatural+の企画室に戻ろうとした時に日下部君とすれ違う。相変わらず、不機嫌そうな顔をしていた。
「休憩終わったら、駐車場まで来て。車の中で待ってる」
「はい、分かりました。一旦、戻ってから直ぐに行きます」
「外回りしたら、直帰で良いから。それから、デスクの上に出張の申請書置いてある。それは、後から説明するから、一先ずしまっておいて」
出張……?どこに?いつ?
「あ、はい。では、直ぐに向かうようにします!」