誘惑の延長線上、君を囲う。
日下部君との関係性も変わらないまま、芋煮会当日になった。秋晴れが広がり、絶好の行楽日和。都心から少し離れた公園内にあるBBQ場で芋煮会をするらしく、マンションから日下部君の車に乗せられて移動した。
「おーい!こっちだよー!」
集合場所に向かうと先に到着していた澪子ちゃんが、私達を手招きしている。都内に自然に囲まれたBBQ場があるとは知らなかった。澪子ちゃんの周りには沢山の社員さんが居た。
BBQも芋煮会も出来る場所らしい。多少の雨は凌げるらしく、屋根もついている。聞いた話によると場所の手配から食材、更には後片付けまでの一式がセットになっているレンタルサービス会社があるらしく、そこに一括でお願いしたようだ。多少、値ははるが、手ぶらで気軽にBBQや芋煮会が出来るサービスが便利だと需要も高まっているらしい。
「本日は天気も良くて、俺の日頃の行いが良いからかな?と思います。……では、カンパーイ!」
総務課の高橋さんが今回の主催者で、乾杯の音頭をとったが周りからの野次が飛ぶ。そんな野次を奥さんの綾美ちゃんが聞き逃すハズはなく、言った人達を睨みつけていたら、視線を反らして直ぐに黙った。高橋さんはマスコット的な存在らしく、上司からも日下部君からも可愛がられている。
芋煮会の他にもBBQがセットになっていて、高橋さんが忙しそうにお肉を焼いている。
「おーい!こっちだよー!」
集合場所に向かうと先に到着していた澪子ちゃんが、私達を手招きしている。都内に自然に囲まれたBBQ場があるとは知らなかった。澪子ちゃんの周りには沢山の社員さんが居た。
BBQも芋煮会も出来る場所らしい。多少の雨は凌げるらしく、屋根もついている。聞いた話によると場所の手配から食材、更には後片付けまでの一式がセットになっているレンタルサービス会社があるらしく、そこに一括でお願いしたようだ。多少、値ははるが、手ぶらで気軽にBBQや芋煮会が出来るサービスが便利だと需要も高まっているらしい。
「本日は天気も良くて、俺の日頃の行いが良いからかな?と思います。……では、カンパーイ!」
総務課の高橋さんが今回の主催者で、乾杯の音頭をとったが周りからの野次が飛ぶ。そんな野次を奥さんの綾美ちゃんが聞き逃すハズはなく、言った人達を睨みつけていたら、視線を反らして直ぐに黙った。高橋さんはマスコット的な存在らしく、上司からも日下部君からも可愛がられている。
芋煮会の他にもBBQがセットになっていて、高橋さんが忙しそうにお肉を焼いている。