誘惑の延長線上、君を囲う。
「く、さ、かべくん…シャワー浴びたい…」
「いいよ、そんなの」
日下部君に唇を塞がれる。次第にブラウスのボタンも外された。
「委員長……、佐藤って着痩せするんだな」
私に馬乗りになっている日下部君は私の名字を呼び、着ていたシャツを脱ぎ捨てた。程良く筋肉質な上半身が露わになる。自分から持ち掛けたくせに、見下ろされているシチュエーションが余りにも恥ずかしく、日下部君から目を背けて、胸を両手で遮る。そんな私の態度が気に触れたのか、日下部君は私の両腕を持ち上げて左手で抑えられた。
「綺麗だから、もっと見せて」
高校時代にこのような出来事が想像出来ただろうか?付き合えたら良いな、彼氏になって欲しいな……、そんな心情はあったにしろ、もっと幼稚な妄想に過ぎなかった。例えば手を繋いだり、人目を忍んで触れるだけの爽やかなキスとか。
大人になった私達は愛だの恋だの言わなくとも、身体を繋げる事が出来る。それが報われる事のない一方的な片思いだとしても、繋ぎ止めておく最大の手段でもある。
「いいよ、そんなの」
日下部君に唇を塞がれる。次第にブラウスのボタンも外された。
「委員長……、佐藤って着痩せするんだな」
私に馬乗りになっている日下部君は私の名字を呼び、着ていたシャツを脱ぎ捨てた。程良く筋肉質な上半身が露わになる。自分から持ち掛けたくせに、見下ろされているシチュエーションが余りにも恥ずかしく、日下部君から目を背けて、胸を両手で遮る。そんな私の態度が気に触れたのか、日下部君は私の両腕を持ち上げて左手で抑えられた。
「綺麗だから、もっと見せて」
高校時代にこのような出来事が想像出来ただろうか?付き合えたら良いな、彼氏になって欲しいな……、そんな心情はあったにしろ、もっと幼稚な妄想に過ぎなかった。例えば手を繋いだり、人目を忍んで触れるだけの爽やかなキスとか。
大人になった私達は愛だの恋だの言わなくとも、身体を繋げる事が出来る。それが報われる事のない一方的な片思いだとしても、繋ぎ止めておく最大の手段でもある。