嫁ぎ先は水神様~ただ身を投げただけなのに~
第7話 雨の祠
それから私は、力の抜けた人形のように、毎日を過ごした。
こうしている間にも、日照りは続く。
でも決死の覚悟を見せても、るか様は、一時的な雨しか降らせてくれなかった。
なぜ?どうして?
村に恨みでもあるの?
それとも、私への当てつけ?
分からない。
「大丈夫ですか?」
心配したほのさんが、声を掛けてくれた。
ううんと、私は首を振った。
「こんな事、言うのもなんですけど……」
「何?」
「ここには、雨を降らせる祠があると聞いた事が、あります。」
私は、ハッとした。
「もし、その祠にお願いすれば、雨は降るの?」
「お願いと言うか、祠を少し移動させると、雨が降ると言われていて……」
「それだわ!」
私は、居ても立っても居られず、立ち上がった。
こうしている間にも、日照りは続く。
でも決死の覚悟を見せても、るか様は、一時的な雨しか降らせてくれなかった。
なぜ?どうして?
村に恨みでもあるの?
それとも、私への当てつけ?
分からない。
「大丈夫ですか?」
心配したほのさんが、声を掛けてくれた。
ううんと、私は首を振った。
「こんな事、言うのもなんですけど……」
「何?」
「ここには、雨を降らせる祠があると聞いた事が、あります。」
私は、ハッとした。
「もし、その祠にお願いすれば、雨は降るの?」
「お願いと言うか、祠を少し移動させると、雨が降ると言われていて……」
「それだわ!」
私は、居ても立っても居られず、立ち上がった。